国から支給されるものは、全ての国民に均一であったり、所得などに応じて変動したりと平等なイメージがあると思います。さらに知らないことによって、その制度を利用できず損をしていることなどがあります。
活用できるものはしっかり活用し、資産形成に役立てなくてはもったいないですね。
4月生まれと3月生まれで何が違うんですかぁ?
国から支給されるお金や節税効果に関係してくるよ!
- 資産形成をしようと思っている方
- 資産形成と言っても何をしたらいいかわからない方
- 一緒に勉強しながら資産形成してみたい方
- これから子供を産もうと計画している方
- 児童手当をあまり知らない方
4月生まれと3月生まれで何が違う

子どもは天からの授かりもの
あまり「〇月に産みたい!」と計画をして、子作りをする人はいないのではないでしょうか?(中には計画する方もいると思いますが・・・)
そこで、4月生まれと3月生まれでは何が違うのか見ていきましょう!
児童手当
国の制度で、子育て世代には嬉しい制度ですよね!
児童手当とは
0歳から中学校卒業までの児童を育てている保護者に支給されるものです。
児童手当を支給することで、家庭の安定と児童の健全な育成・資質の向上を図ります。
所得や子供の人数によって多少異なりますが、0歳~3歳未満は一人あたり月額一律15,000円、3歳以上中学校卒業までは一人あたり月額10,000円が支給されます。
児童手当は何に使っていますか?
子供が生まれることにより、おむつなどの衣類からおもちゃなどの赤ちゃん用品、お宮参り、七五三などなにかと出費が増えます。(あたりまえですし、かわいい子供のためなら致し方ありません。)
そこで、この児童手当を充てる方もいると思います。
収入に余裕のある方は、将来のために貯蓄に回す人もいると思います。
きなた家は、普通に生活費として使っているよ!
実は、生まれた月によって受取総額が変わるのです
受取総額が変わるのは、支給期間の設定による問題なのです。
支給の始めは、生まれた月からになります。
しかし、支給終了は、中学3年の3月までと一律となっています。
よって、生まれた月によって児童手当をもらえる期間に差が出てしまい、支給される総額にも差が出てしまうのです。
そういうことか!!
こんなの不公平だーーー
たしかに、ちょっと不公平な感じもするよね・・・
たとえば、4月生まれの子
支給期間191ヶ月で2,085,000円
これに対し、3月生まれの子
支給期間180ヶ月で1,975,000円
なんと11ヵ月の差があるため 『11万円の差』が出てしまうのです。
たったの11万円と思う方もいるかもしれませんが、これを積立投資で運用した場合、どうなるでしょう。
児童手当を積立投資
金融庁の資産運用シミュレーションを使って計算してみます。
このシミュレーションですが、途中で積立金額を変更することができないため受取総額を受取月数で割った平均金額で計算します。
4月生まれ 191ヶ月で2,085,000円 1ヶ月あたり10,916円
3月生まれ 180ヶ月で1,975,000円 1ヶ月あたり10,972円
4月生まれの場合
10,916円を年利3%で16年間運用した場合です。
総額2,685,802円
3月生まれの場合
10,916円を年利3%で16年間運用した場合です。
総額2,490,344円
その差は・・・
195,458円
11万円の差額だったのが、約20万円の差となりました。
運用利率がもっと高ければ、もっと差が出ます。
総括

子育てをするには嬉しい制度ですが、日本に住む同じ国民、日本に生まれた同じ子供として、やはり不公平を感じます。
支給終了を15歳または16歳の誕生日月の前月までとすれば、全ての子どもが一律になります。
ぜひそうして欲しいところですが、管理が大変だったり(また誤入金が発生するかもしれませんしww)だれもこんなものに声をあげないし、もちろん政治家も考えることはないでしょう。
こんなところに労力を費やすことなく、稼ぐ力・貯める力を鍛え、自分自身で蓄えていきましょう!